窯の補修②

さてさて、補修は続いております。
前回ばらしたところまででしたね。

動物の檻のよう

まずは側壁のレンガを積みなおしステンレス針金で固定します。
アーチが崩れる理由。
それはアーチを支える側壁が弱いためです。

アーチには上からレンガ自体の重みとその上に乗っているモノの重みがかかってきます。その力はアーチによって方向が変えられ外側へ向かう力となります。

ですから側壁がしっかり支えないとアーチにかかる重みに耐えられないのです。
そうすると側壁が外へ移動し、アーチは下へずり落ちてくる、というわけです。今更ながら設計の甘さを痛感します。

どうしても外へ押し出される

そう、今更。どう対処するか。

壁の厚みを増す、丈夫な鉄筋で支える、などの方法が考えられますが、いずれも今の状態では不可能です。

強度は十分。出すときは足を倒すだけ。

今回取ったのは、側壁3段分のレンガをステンレス針金で固定する、そしてさらにそれら両側のレンガをステンレス針金でつなぎ、動かないように固定するという方法です。どこまで有効かわかりませんが。目地を塗っている時間はないので今回も積んでるだけです。

アーチ内部の土台は、今回発砲スチロールとベニヤ板を使いました。早くて簡単です。

前回よりはマシかな

積んで、固定して、調整して、固定して、最後にダンパーの調整をして約2日。前回よりは丁寧に仕事しました。
毎日粉まみれ。
明日からは土まみれになります。

ネジを紛失したので針金で代用

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