本日は臨時休業をいただいておりました。
来店予定だった方、来店してしまった方々、申し訳ありませんでした。
夏に長いこと休んでたので土曜日に休みをとってしまうことに後ろめたさがありましたが、用があってどうしてもパンを焼くことができず泣く泣く休むことになりました。
どうしても子どもがいると年に何度かは土曜日に休まざるを得なくなります。ご理解いただけると幸いです。
さて、話変わって昨日のちびカンパーニュ。
今朝いくつか食べましたが、ちょっと固かったですね。
なんでこうなったのかと言いますと、まぁ、温度が高かったということになります。
以前の窯と比べると新しい窯での焼き方はやや低めの温度でやや時間を長くしっかり焼きこむことにしています。
前の焼き加減でもよかったのですが時折ジューシーすぎると感じることがあったり、温度が高くて底焦げのリスクが高かったのです。
近頃固くなったなぁ、と思っている人は正解です。
で、ここのところ底焦げはなく焼けていたので同じ感じで焼いたところちょっと温度が高くなっていて上下ともにいつもより焼けちゃったというわけなんです。
一部焦げも発生し、ひどいものはもちろん店だししてませんし、軽いものでも割引で出させていただきました。
なんで高くなってしまったかにも訳はあって、実は薪が変わったというのが一番大きいのですが、前日ちょっと蓄熱が悪かったのでしっかり熱を入れようとした心理的な要因もあります。
悔しいですがまだまだ新しい窯を使いこなせていません。いろいろと定まっていないことが多すぎます。
変化を感じ取り、細かな調整をするには、よりどころとなる芯のようなものが必要だと思います。
そこが確たるからこそ、どれだけ変わったかが感じ取られ、どれだけ変えなければならないかがわかる。
なので、芯がぶれていると変化に対応できないのです。ちょっと抽象的ですが。
焼き加減に関してはまだもうしばらく右往左往するかと思います。こんな店で申し訳ありません。ご理解いただければと思います。
ただ、固かったですけど私はあの香ばしさも嫌いではありません。
歯が弱い人には気の毒ですが味はいいです。たぶんこっちの方がいいという方も一定数いると思います。
日によって焼き加減が異なることでいろんなタイプの人に喜んでもらえるとか言うのはポジティブすぎでしょうか。すみません。
でも安定が必ずしも善とも思っていません。
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