実は未完成

ここんとこ、本当に時がたつのが早い。あっというまに一週間、気づいたら二週間。

先週、なんとか営業再開を果たしました。

その前の週はパンが焼けないと悩んでいました。

来店したお客様に「完成おめでとうございます」と声をかけていただくのですが実のところ「未完成」でして、あまり完成した感がないためピンとこないのが実情です。

何が「未完成」かというとロケットストーブ式ではパンを焼くのに必要な温度が得られていないのです。

仕方なくエジプト式、つまりパンを焼く炉床で火を焚き、パンを焼く前に灰を掃除する方法でやってみたところちゃんとパンが焼けたので、とにかく再開にこぎつけたのです。

じゃあ、それでいいじゃない。って普通は思いますよね。でもよくないのです。

何がよくないかというと、エジプト式でやると煙、煤、灰がたくさん出てしまうのです。きれいに掃除する手間もあります。

今いろんな手段を検討し、方向性は見えています。新しい窯を作ったとこだけど、おそらくロケットストーブ式はあきらめることになるでしょう。

早く新しい機構のテストに取り掛かりたいけれど、夏の間放置していた薪割り、剪定、草刈りなどの作業にもとりかからずを得ずおまけに新たな窯でパンを焼く環境整備もまだ残っています。

刻一刻と冬の寒さが近づいているなか、どこまでやれるだろうかとモヤモヤしています。暑さ寒さって気力を奪いますからね。

というわけでまだしばらくは未完成は続く。

営業再開のお知らせ

新しい窯のクセを掴んだわけではありませんがパンが焼けるようにはなったので営業を再開します。

予定より一月半も過ぎてしまい大変お待たせしましたm(_ _;)m

定期予約、配達のお客様には改めてご連絡いたしますのでお待ちください。

しばらくは品質が安定しないかもしれませんが今後ともどうぞよろしくお願いします。

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10月22日木曜日より営業再開します。

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お披露目します

テスト焼き

おはようございます。

なかなか再開できずやさぐれる毎日です。

火を入れては改善点を見つけ空気の通りを変えたりしてます。そしてパンを焼く。

写真の通り一見美味しそうなパンが焼けておりますが、以前の倍以上の時間をかけて焼いているため表面が固いパンです。他のお店ではこういうパンあるな~って感じですが、ちょっとうちのパンらしくない。

不本意ながら・・・

どうしてこうなるかというと窯の温度が低いのです。もともとのコンセプトとして以前と比べ省火力、長時間加熱で窯の温度を上げていき高断熱によってゆっくり下げていく、という窯にしました。

ただ、思った以上に窯の温度が上がっていかない。たぶん自分で思っているよりずっとずっと熱量を与えないといけないのだと気づいてきました。今はエジプト式で燃やしてみたり試行錯誤を繰り返しているところです。

さて、表題の件です。

突然ですが、明日18日㈰に窯のお披露目会をしようと思います。

再開前にはやろうと思っていたのでそろそろかな、と。窯の構造、工夫したところや失敗したところ、改善点などご説明いたします。

パンの販売はありませんのでご注意を。窯に興味がある方には面白いかなと思います。

時間は13:00~16:00くらいまで。区切りはないので来た人を案内していく感じです。ゆるりと遊びに来てください。

なお、まだあたりは片付けが済んでおらず危険もありますので、小さいお子様、やんちゃすぎるお子様はご遠慮ください。

お待ちしています。

火入れ式

酒と塩

おはようございます。

気が付けばパジャマが変わり、掛け布団も変わる季節となりました。

あれほど酷暑に痛めつけられた日々が遠くなり、朝は寒さに震えています。それほどに時間が経つというのに「まだできんのか」という声がどこからか聞こえてくるような、見えない何かに絶えず追い立てられています。

とはいえ、さすがに毎日働いているわけですから確実にできあがってはいるのです。まだ未完成ではありますが、火は入れられる状態になったので先日火入れ式を行いました。

火入れ式というと仰々しいですが、酒と塩を供え安全を祈願する、というものです。

それから乾燥を兼ねて火力コントロールのために毎日薪をくべ、合間に仕上げの調整をちょこちょこと重ねています。

前回の窯はL字型ヒートライザーを2基据え付けたロケットストーブ式でしたが、今回の窯はどっちかというとJ字式で1基。しかも下向き燃焼という全く初めてのシステムを採用しています。

わからん人にはわからん話ですね。要は薪の下部が空気を上から吸い込んで下向きに燃えて、炎が上から下、そして横に流れてまた上へと上がっていく、ということです。

これがまたいろいろと難しくて、頭の中で思い描いていた通りには燃えてくれんのです。燃えてくれるときもあるのです。その炎の姿は不思議な光景ですよ。

今はこの燃焼の調整に脳みそ絞られております。日々試験と修正です。

ここがうまくいかないことにはパンどころではありません。いっぺん一応焼いてみましたが窯の温度が上がらなかったので白いパンになりました。白くても美味しかったですけどね。

さっさと燃焼課題をクリアし、パンをばんばん焼かなくては。

今日も頑張ります。

続・窯作り近況

おはようございます。すっかり秋になってしまいましたね。

近況です。

まだ格闘中です。左官作業がメインですが、下の写真のようにステンレス板を加工したり、鋼板を組み立てたり、持ってる技能、知識のフル活用です。何したって慣れたころに終わるんでちっとも上達しません。

それぞれすべての技が未熟なわけですが、総動員するとこんなものも作れるんです。

チャンバー室

これはチャンバー室と名付けている部分。

窯から出てきた熱気が一旦たまって煙突へと向かうところです。この部分があることで流れがスムーズになる、という狙いと、煙道を作る工程の省略です。

本当はレンガ等で作りたかったんですけど作りが少々ややこしくなるのと、アーチに結構負荷がかかってしまうのでステンレス板を加工して箱みたいなのをつくりました。溶接できないので針金で結合してます。

どんどん積み上げる

ドームの上には前の窯から取り出した耐火煉瓦(セリ型含む)を張り付け、そしてその周りにセメントレンガを積み上げています。合わせて18㎝以上の蓄熱部としています。

ご覧のようにセメントレンガは目地なし。工程の省略と、レンガの重みで支えられるとの見立てです。

ロボットのよう

レンガを積み上げただけ、と聞くと不安に思うかもしれませんが、普段の使用では全く問題ないと思います。熱で動いても知れてますから。

問題は地震です。ただ、目地があっても大きな地震では動きますけどね。

これに対応するためワイヤーメッシュで覆い、それを山型鋼で抑え、太めのステンレス線で固定しました。これで少々の地震なら崩壊することはないでしょう(大地震はいずれにせよ崩壊の可能性がある)。

この蓄熱部をわたしは「コア」と呼んでます。このコアの外側に断熱部を作ります。あとは断熱部と煙突の取り付けにて完成となります。

極力目地を使ってませんしレンガも水に浸してないので乾燥に長期間取らずに済むと思ってます。万一ヒビが入っても想定内の作りをしています。

完成しだい、様子見ながら火をゆっくりと入れ、温度の上がり具合を確認してテスト焼成の運びです。

非常にお待たせしておりますがあと少し、お待ちください。

窯作り近況

横顔

こんばんは。

更新が滞り申し訳ありません。近況報告です。

まだ。まだ終わりません。腕がボロボロですが、休むわけにもいかずとにかく目の前のことを一つ一つ片付けながら進んでいます。

写真の通りドームまではなんとかできてきましたね。

いっとき疲労がピークで辛かったのですが、幸い気温が下がってきて身体の辛さはマシになりました。ですが、気持ちの面で焦りと不安ともどかしさ、そこへもってきて疲労がくると、一気に気持ちが萎えそうなので目の前だけ見ている感じです。

この後、ドーム外側に蓄熱部をもう少し増やして、その周りに断熱部を作ります。細かい作業としては煙道から煙突への流れを作ります。

なんとか、10月の再開にはしたいところです。がんばれ、自分。

なんか時間の制約があると不本意な工法とか妥協せざるを得ない点がいろいろあって複雑な思いに駆られます。

とはいえ、納得のいく窯なんて半年~1年はかかるでしょうし、営業のことを考えると現実的に無理なのは間違いないでしょう。だから限られた条件の中でベストを考えるしかありません。それはそれで頭も心も鍛えられます。

やればやるほど気づきが増えてますます作りたくなる。パン窯の魅力にドはまりしてますね。作業したいけど休みたい、そんな葛藤の毎日です。

お詫び―営業再開日延期のお知らせ

のんびり眺めていたいけど…

おはようございます。

毎日酷暑。たまに雨が降っても夕立ち程度でしたが、いよいよ台風がやってきますね。怖いです。まだコチラ近畿はマシですが、特に九州の人を案じます。どうか被害が最小限ですみますように。

さて、表題の件ですが、やっぱり駄目でした。

予想はしてましたが間に合いそうもありません。

すみません。営業再開をもうしばらく延期させていただきます。

いつからか、というのがまだ言えないというのが正直なところです。

一週間延ばして17日(木)と言いたいところなんですが、それでもカツカツなのと、19日(土)に学校行事があるために休まざるを得ないので24日(木)が妥当かなとは思ってます。ですが、まだ未定です。再延期は避けたいので。

最近、ちらほら足を運んでくださるお客さまがいて恐縮です。誠に申し訳ありませんが今しばらくお待ちくださいませ。

急きょ構造変更したヒートライザー部

窯は少しづつですができてきてはいます。

現場合わせ、予定変更が頻発するので計画通りにはいきません。前の窯より複雑なんですよ、今回のは。

「(チャレンジ)やりすぎたかな」ってプランを後悔したり、期待したり、感情も行ったり来たり。

対応力、段取り力、根気、などなど誰にかわからないけど試されてる感じがしますね。

しまった!を繰り返し、それに対応

この暑さがかなりネックで日が出てるのと陰っているのでは身体の動きが明らかに違うのを実感します。

気持ちを折れさせないようあと少し(?)がんばります。

前提を変える

ようやく制作にかかったものの…

おはようございます。

今日も暑そうですね。疲れはたまってきているものの熱中症にもならず健康状態は良好です。

毎日毎日作業しているものの歩みはゆっくりとしています。いくら計画を綿密に立てても想像しきれないことというのはでてきますから仕方ないと言えば仕方ない。

毎月のように同じ作業をしているなら別ですがほとんどはじめてに近い作業となると所要時間の見積もりも難しいです。

あんまり開き直るとどんどん遅くなりそうですので、自分に鞭打って頑張ってます。

今薪を入れる部分、バーントンネル、ヒートライザー部の制作をしています。再利用の耐火煉瓦が2種類あって微妙にサイズが違うのが困りましたね。

昨日建材屋さんに教えてもらったのですが、どうも東京サイズというのがあるらしく、そちらはJIS規格より若干小さいらしいのです。昔からあるサイズなのでだいたいどの事業所も東京サイズとJISサイズの2種を作っているのだそうです。

これは耐火煉瓦に限らず赤レンガでもそのようです。畳の規格が「江戸間」と「京間」で違うのと同じ感覚かなぁと思いました。

専門の人と話をすると新しいことを学べるので面白いです。

今回この部分のレンガ積みは目地なしでやってます。ちょっとした実験でもあります。

耐火煉瓦の目地というと耐火モルタルというものを使います。一般的にはヒートセットといって熱を加えることで硬化するものです。もう一つエアーセットというのがあってこれは乾燥により硬化するタイプです。

前の窯がこのエアーセットモルタル使用でした。ヒートセット使うほどには温度が上がらないからです(たしか800℃で硬化)。

でも目地をしたからといってクラック(ひび)が入らないわけではなく、崩れるときは崩れるのです。で、崩れたときにこの中途半端に残った目地の残りが非常に扱いに困る。普通レンガの目地にするモルタルはかなり固くなって接着力も強いのですが。

そんなわけでしっかりとお互いの摩擦力を活かせる構造であれば目地なしでも大丈夫ではないか、という仮説のもと今回は目地なしでいくことにしました。

弱そうなところは鉄筋や針金、山形鋼などで補強しますが、基本崩れたりいがむものと考え、直しながら使うスタンスをとろうと思います。目地ない方が補修もしやすいですし。

昔の石垣もそんな感じで積んでありますしね。

「煉瓦は動くもの」「ひびは入るもの」という前提。前提を変えればモノゴトへの取り組み方も変わります。

さて、今日もレンガワークがんばります。

解体作業中

おはようございます。

今朝は少し涼しい朝でしたが、すでに日が照り付け始めています(6:20現在)。

ここらで進捗状況の報告を。

上記写真は昨日のものです。

遅れております。

新しい窯どころかまだ古い窯の解体が済んでおりません。

自分でもここまで苦戦するとは思ってませんでした。

解体前の窯

要因はいくつかあります。

第一に、見積もりの甘さ。ま、いつものことですが。2日で終わらすつもりでいました。

第二は、丁寧な作業。

というのも、ばらした土、石、レンガ、セメントガラ、などなどすべて新しい窯で再利用の予定です。

ですから、できるだけきれいな状態で使いやすいよう丁寧にばらし、置き場所も考えての作業です。荒っぽく破壊することは極力避けてます。粉塵もどえらいことになりますし。

裏から見たドーム

第三。検証作業。

使い終えた窯は情報の宝庫です。どこにどんな力がかかってどう変化したのか。ネットでいろんな情報を集めるよりも実際に使用していたものを見るのが一番勉強になります。とくに目につかない部分はじっくり観察し、写真に収めています。

もっとも温度の高くなるヒートライザー部(炎が立ち上がる管)のそばの土の色の変化、土台のヒビの入り方などは非常に興味深かったです。そのうち詳細なレポート作成予定してます。

第四には暑さです。

写真ではわかりづらいですがこのスペースの天井部分は半透明の波板なんですよ。開放されてはいますがつまりは温室のようなところです。日差しは入ってきます。

もう汗だくの上に、ひたすらハンマーを振り下ろしてはモノを運びだすという作業がえんえん続きます。

さすがに熱中症が怖いのでだらだらやって休みをこまめにとって取り組んでいます。焦っても無理をしない。明日も明後日も続きますから。

あと2日ほどで解体を終え、いよいよ制作作業に入っていきたいと考えています。次はセメント練ったりする作業が増えてきますね。ははは。

今は雑草見ても見て見ぬふりです。

しばらくはこんな感じでパンの記事は出てきません。たぶん。悪しからず。

作業の合間にバケーション

こんにちは。ふくくるです。

いやはや酷暑です。昨日は水分補給と熱中症予防タブレット舐めつつ作業をしておりましたが、夕方少し頭がボーっとしてきましたね。雨が降りそうで降らないし。無理せず休憩を多めに取り入れてます。皆さんもお気を付けください。この暑さはたぶんコロナより危ないと思います。

日がない日がないと言いながら先週家族で妻の故郷に帰省しておりました。これは家族にとって貴重な時間ですので優先しなければなりません。子どもの夏休み唯一の遠出でもありますから。もちろん、コロナ対策はしっかりしましたよ。

勝沼ワイン村:1階が試飲もできるショップで2階がレストラン

こちらは勝沼ワイン村。当店がシュトーレンの仕込み用に使用している白ワインを作っている東夢ワイナリーさんが旗振り役となり8つのワイナリーが集まる村ができました。まだまだいろんなものができるらしいので毎年要チェックです。

直径10mのアンテナ

野辺山にある宇宙電波観測所(だったかな?)へも行ってきました。直径が10mもあるアンテナがあちこちにあり、さらには直径45mもある大アンテナも。0.1mmの精度で角度を変えることができるとのこと。壮大な科学技術にびっくりです。コロナのせいで展示室が全く見学できなかったのは残念。

清泉寮から富士山を望む

連日好天でしたので富士山もよく見えましたよ。夏なので頭は黒いですけどね。そういえば毎日ソフトクリームを食べていた気がする。

森の中の散策路

他には川遊びをしたり、ハーブガーデンを散策したり、親戚の家でたこ焼きパーティーをしたり、高原に泊まったり本当に濃いバケーションでした。

美味しいもの、見所が多すぎて、まだまだ行きたいところ食べたいものが山のようにあります。改めて自分の欲望の深さを実感し、がんばって働かねば、という気持ちになりました。

とはいえ一番満足したのは自分のことよりも子どもたちにとっていい体験をさせてあげられたことです。こういう機会はあと数えるほど。一つ一つをかみしめたいと思います。次は正月か。

ちなみに5日間ほどで体重は3㎏も増えてしまいました。ま、どうせ酷暑の中の作業であっという間に落ちるでしょうけど。