営業再開のお知らせ

お待たせしました。
本日よりようやく営業再開です。
昨日も長いこと停電してたのであきらめかけてたんですが、ギリギリ16:00頃電気が復旧し仕込みに入りました。あと少し遅いとまた臨時休業のお知らせをしているところでした。
剪定とか間に合わなかった作業もちらほらありますが、そこはご勘弁を。
イートインの方法、ドリンクや物販コーナーなどいくつか変わった点がございます。
お楽しみに。

営業再開延期のお知らせ

~残念なお知らせ~

明日9月5日(水)より営業再開の予定でしたが、昨日の台風の影響により本日は臨時休業とさせて頂きます。いきなりすみません。

仕込み最中に停電になり生地が捏ねられなくなったことが一番の理由です。一部こね終わった生地もありましたが、冷蔵庫が機能しないため発酵が進みすぎてしまいます。
また、煙突トップも吹き飛ぶ寸前まで歪んでしまいましたので本日点検修理の予定です。

本日配達予定のお客様には後ほど改めてご連絡いたします。ご迷惑おかけしますがご理解のほどお願いいたします。

 

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古民家の我が家には屋根近くの三角になったところに空気が抜けるようになっている格子窓(なんというのか知りませんが)があるのですが、ふだんそこは風は入っても雨まで降り込めない構造になっています。そのためガラスも何も入っていない、ほんとにただの隙間です。

昨日もっとも風が強かった時間のこと。吹き抜けのリビングからふと2階付近の壁を見たら雨が降り込んだようなあとを発見したのです。あれ?と思って反対の壁を見たらなんとその格子窓から水しぶきが!よく見たら辺りの床も濡れているではないですか。

急いで止めなきゃと思ったものの、その箇所はかなり高いところにある。ハシゴを持って来ようにも外は暴風雨。
どどどどどどうしよ~!?
っと思ってる間も雨は容赦なく入って来て、それどころか勢いもますばかり。真横に降らない限り入らないようなところからシャバシャバ水しぶきが来るんですよ。

とにかく止めなきゃと、ロフト部分に椅子を重ねて、腕を伸ばしてプラダンをえいっ!って押さえたところでしばしフリーズ。さてさて…。
たまたま手近に先日内装工事したときの余りの角材が転がっていたので、妻にとってもらって、柱の隙間やらで挟み込んでなんとか固定して凌ぐことに成功しました。

夕食は懐中電灯に水を乗っけてアルミホイルをのせたものを照明に。もう踏んだり蹴ったりの一日。

配達システムの変更について

価格改定の記事の最後に少し触れましたが、配達システムについて9月より若干の変更があります。詳しくは「配達・配送について」をご参照ください。

 

配達を始めたのが一昨年の6月。一時休業から再開するタイミングで始めました。今回システム変更することになった一番の理由は、配達料のことです。パンの値段を抑えていたのと同様に、配達も利用者を増やすため、配達料無料、下限額設定なしにてお届けしておりました。単発利用や定期利用者は思ったほどには伸びませんでしたのでルートのロスがないようお客様に日時の融通をしていただくことで交通費を抑えられていました。

 

しかし、「臨時配達」をするようになって格段に利用される方が増え、亀岡市内を西へ東へ行ったり来たりすることが頻繁になってまいりました。単純に走行距離が増えたのです。

下限額設定については、パンの値上げとも関連して1000円の注文だと今までより個数が減る可能性があること、しかも一日の注文数が少ないときに時間的、経済的コストが大きいことから導入することにしました。

たかが亀岡市内と言えど、全域カバーすると結構な距離です。これらいずれもそのうち導入する予定でした。

ちなみに「臨時配達」とは、時々パンが残った時にLINE@でフォローいただいているお客様に欲しい人はいませんか?というお知らせをしてご注文をお受けしお届けするサービスです。どうも自ら連絡をとって注文をするよりも、オファーに対して反応する方が購入しやすいようです。

 

次にメニューに関してですが、細かくセットを設定していましたが、現実的にそんなに使い分けるほどパンのレパートリーもなく煩雑なだけなので、セットはおまかせセット一本にしました。お客様は希望があれば指定されますし、そうでなくててっとり早く注文したければ予算だけ伝える、ということがほとんどでした。

また「お得セット」という”余りものでかたよりが出るぶんオマケします”というセットがありましたが、実際のところだいたいまんべんなくご用意できましたし、職場などで複数名まとめての注文にて「お得セット」と「お試しセット」という同じ値段のセットが依頼されたときに、かたやオマケつき、かたやオマケなし、となり複雑な気分になりました。

 

普通、来店客に売るよりも配達した方が時間的にも経済的にもコストがかかるので、個人に配達するようなパン屋さんはあり得ないと思いますが、わたしとしては配達はわりと好きです。1対1でお話しする機会も増え、いろんなフィードバックを受けてお客様との親密度が高まったりモチベーションが上がりますし、よりよいサービスをしたくなります。お客様の方も特別感をもっていただけるでしょうし、なによりも仕事や育児などで来店できないときに助かるだろうと思います。実際そのような声もいただいています。結果、よい循環が回っている手ごたえがあるのです。

お届け時間に多少の幅があるのが難ですが、これからもよりよいシステムを探りつつ、配達にも力をいれていきたいと思います。配達枠としてはパンクするまでにまだ余裕がありますので、単発でも定期でもご利用いただけたらと思います。

たまに「来てもらうのは申し訳ない」とおっしゃる方もおられますが、上記の理由でこちらは好きでやってますし、配達日は1件だけでなく何件ものお宅を回っているので気おくれすることはありません。ぜひご利用ください。わからないことや、お問い合わせはお気軽にメールやTELなどにてお尋ねください。

なお、「臨時配達」は9月から原則的にはやめる方向にしています。現在代わりのサービスを準備中です。

 

 

 

 

 

2018夏休み ~きれいな川で川遊び~

小さなころから、父の影響で「BE-PAL」や野田知佑の本をよく読んでいました。自宅近くの川が淀川という全くきれいではない川でしたから、いつしかきれいな川への憧れが増していったように思います。
大学の時に入ったサークルで、初めて四国の四万十川をカヌーで下った時のこと。瀬に入る直前の流れが少し早くなったところで、透明度が高いために自艇の影が底に映り、まるで空を飛んでいるかのような感覚になったことがあります。最高の体験でした。
徳島の日和佐川に潜った時も、魚がよく見える透明度の高い川に興奮しました。海もそうですが、やっぱり透き通った水が視覚的には最高なのです。基本的に「非日常を感じさせるもの」が大好きな私は水の中の普段目にすることもない光景を目の当たりにすると興奮するようです。
泳ぎが苦手なくせに海や川に行って潜っちゃうのはそういう理由からなのです。
今年は子どもたちを海に誘っても「いや~」とつれない返事。泳ぎができない彼らにとっては足の届かない海は相当怖いようです。なので川なら即OK。というわけで南アルプスのふもとの大武川へやってきました。
このあたりはこういった水に触れられる公園がいっぱいあるし、きれいな川も多いし最高です。
空は晴天、空気は澄んで山もくっきり、そよそよ吹きわたる風。抜群の天気なのに、なのに…。
気温は25℃。湿度も低い。
普通に過ごすにはこれ以上ない気候も、川で遊ぶには寒いのです。
きれいな川のデメリットは水が冷たいこと。
ほんの1時間ほどで息子、「寒い、寒い」とギブアップしました。
お父さんはそれまで足だけ水に浸かって子どもの様子を見守っていたので、「え、もう?」と拍子抜け。
せっかく来る途中に長袖ラッシュガードを買ってきたのに。悔しいので子どものゴーグル取り上げて水の中を頭だけつけて覗いたら、首にかけてたタオルがずぶ濡れ。「めっちゃきれいやで。ちょっと休んでもう少し遊ぼう」と誘っても、切れたスイッチはもとには戻りません。
この後は公園内のアスレチックで遊んできました。
身に覚えがあるので、子どもにとって親の気持ちを汲むのは大変なのはわかりますが。
来年こそは…。

2018夏休み ~富士山ホテルで家族旅行~

今回の帰省の主な目的の一つは法事です。そしてそれにともないみんな集まる機会だし、いつできるかわからないから、と総勢11名での家族旅行へ行きました。
場所は富士山のふもと「富士山温泉 ホテル鐘山苑」。亡くなったおばあさんが好きだったホテルということで慰霊にもぴったりの場所です。眼前に富士山がそびえたち、10階の展望風呂からの眺めは最高です。とはいえ、その姿を拝めるかどうかは運しだい。特に夏場は雲がかかることが多いようですが、今回初日は写真のような状態でした。日内でもタイミングによっては雲が晴れてたり隠れてたりです。
この展望風呂は夜と朝で男女入れ替わり制です。わたしは二日目の早朝に入ってきました。早朝は朝日が富士山の山肌にあたって赤く見えるのだそうです。ところが、目覚めたときにはすっぽり雲に隠れていました。運ですからね。少々がっかりしつつも風呂へ行き、しばらく眺めておりました。すると、雲がほんの少し晴れてきて朝陽が当たるではないですか。たしかに昨日観たのと違って山肌が赤い。昔から「赤富士」という絵画が多く描かれていますが、こういうことだったのか、と納得。残念ながら風呂から写真はとれませんのでありませんが、登山道も見えるくらい近くで堪能できました。
お風呂の他、庭園散策、宴会、太鼓ショー観覧、縁日イベント、と盛りだくさん。安宿での素泊まりに慣れている身にとっては夢のような場所です。わが子はいとことはしゃいで常にアドレナリンが出っぱなしで興奮しまくりでした。はしゃぎまくる子どもたち、それを微笑ましく眺める大人たち。あんまり意識したことはなかったけれど、年長者と子どもたちがこうしてひと時を過ごす時間、タイミングってなかなかとれるものではありません。仕事や学校が忙しかったり、体調が整わなかったり。もっとも障害になるのは大人たちの人間関係かもしれません。
実は今回の旅行は、前回の年忌法要についで2回目なのですが、こうして集まれることの貴重さを今回痛切に感じました。あと何年かずれたら、なかったかもしれない。子どもたちにとっての財産ともいえる思いでを作ってあげることができなかったかもしれない。自分自身の父が数年前他界し、子どもたちにあまりおじいちゃんとの思い出作りをさせてやれなかったからなおさらそう思うのかもしれません。
旅行にかぎらず、ちょっと無理してでも今しかできない体験を子どもたちにはさせてやりたいと思ったひと時でした。旅行を企画してくれた妻のおじ、おば夫妻には大変感謝しています。

価格改定のお知らせ

こんにちは。夏季休業も残すところあと10日。だいぶ焦ってきました。これから予定の何パーセントまで持っていけるのか、正念場です。とはいえ、ボーっと過ごしていたわけではないので進むことは進んでいるんですけどね。期待値が高いだけにそれを満たすのは困難です。

 

さてさて。表題の件です。
これも以前から、正確には昨年の夏に行う予定だったことなのですが延びに延びて今年ようやくこぎつけました。

価格改定を行います。値上げします。

 

3年前、当店は何のコネもない中、経験も少なく、非常にわかりづらい小さな店でスタートしました。「自家製酵母薪窯パン」というあまり食べなれないものですし、まずはお客様に手にしてもらいたい、という思いで手間やコストを重視せず低めの価格設定をしてまいりました。

しかし、お客様からは「安すぎるんじゃない?」「手間ひまかけて作っているんだから相応の値段をとったほうがいいよ」と言っていただくこともしばしば、というかだんだん増えてきました。

お客様が価値を認めてくださって、値上げを勧めてくださるようになったこと。それが一つの潮時かな、という気がしました。たしかに、原木を集めるところから、酵母を育てるところから、手間ひまかかっています。当人たちはそんなにこだわっているつもりはないのに、妙に思いのこもった手間のかかるパンを焼いているのは事実です。もちろんコストもかかっています。ですから製造に関する最低限のコスト分は値上げさせていただくことにしました。

ただ、あまり手が出にくい価格にして「あれは嗜好品で一般の人が食べるものではない」と思われるのは本意ではありません。基本的には手軽に日常食として食べて頂きたいです。値打ちを価格に反映させるという考え方もあるでしょうが、当店のパンは嗜好品ではありません。健康を害するほどのリッチなパンはありません。おそらく値上げをしても同様のお店と比べても安めであるのは変わりありません。

 

そんなわけで、今後ともごひいきにしていただけたらと思っています。なにとぞどうぞよろしくおねがいします。

ちなみに、配達に関しても配達料をいただくことにいたしました。詳細は「ご注文方法」のページをご覧ください。配達につきましても少々しくみを変更いたします。それについてはまた近日報告いたします。

夏休み

先週、ようやくプライベートな「夏季休暇」をとってきました。
帰省と法事を兼ねての山梨へ家族旅行です。

ついた日から晴天が続き、空気もカラっと涼しくて、南アルプス山麓での川遊びも寒くて早々に切り上げるほど。ぽちぽちと写真も載せていきたいと思っています(ネタ稼ぎ)。

山梨への帰省自体が旅行なのですが、そこからさらに親戚一同で旅行へ。写真は富士山の見えるホテルの庭園にて撮ったものです。

みなさん年々歳を重ねていってるので、次があるかと考えると本当に貴重な時間だなと噛みしめていました。おじいちゃんおばあちゃんの年のことだけでなく、子どもたちだっていつまでも家族と一緒に行動するわけでもないですから。かけがえのない時期のかけがえのない旅行に連れていってもらえて本当に感謝です。

いつか自分が齢を重ねたときに同じことができるだろうか。いや、絶対にやるぞ、と心に誓った次第です。

 

迷惑な車

ここのところ、室内での大工ごっこ。壁貼のための下地をせっせと作ってます。作業開始は5:00から、というのがこの夏季休業中のタイムスケジュールなのですが、思いのほか最近日の出が遅くなってきて、今は6:00から作業開始としています。もちろん終了は12:00。で、す、が、ちょっと予定が押し気味なのと、室内作業だからとここ数日は午後も取り組んでいます。そしたら案の定ですね、夜になると頭がボーっとして来るんです。体は正直です。

 

昨日は14:00で作業を切り上げその後いつもは後回しにする買い出しに出かけました。なぜならその日は「保津川花火大会の日」です。木材その他必要物品を篠のコーナンで買い、久しぶりにパンを食べようと『オーディナリーデイ』さんへ。道中の対向車線、すでに混み混みだったのを見逃しません。帰りは裏道じゃないといかんぞ、さてどのルートにしようか、と頭はフル回転。

 

採用ルートはちょっと遠回りして、合戦野から篠インターへの新しい道を通ってベルジェノアの筋へ。ムツミ病院の前の道から国道へ戻るかさらに裏へ行くかは行ってみて考える、というもの(地元民のみ理解できると思います)。

はじめはスイスイ~っと抜けていったものの、篠インター出口のファミリーマートのところで浅はかだったと気づかされました。この時点で渋滞とは。ここがこうならどこもこうだ。あっこもこうだし、向こうもこうだったろう。つまり、どこもダメだということが瞬時に理解できました。恐るべし花火大会。まだ16:30だぞ。

 

のろのろ運転がしばらく続きます。対向車線もやや混み気味。前の車がウインカーを出して止まっている。こんなとこで右折しようとしたら後ろますます詰まるやんか~。なかなか曲がれへんやろ~?もうちょっと先で左折してまた左折したら直線で行けるやろ~、と心の声。

辛抱重ねて国道手前でさらに裏道へ。でもみんな知ってるんですよね。狭いのにここも大渋滞。

おい、お前、そこの大きな車。君は今日はここ通れないぞ、ほら対向車困ってるじゃないか。もう。おっと前から続々と、ここらで待機っと、お?後ろ3つ目の車!お前まで突っ込んできたら対向車すれ違えないだろ!仕方ない、もう少し前へ出るか…え!?これ以上は無理だって、対向車とすれ違えなくなるから、あかんって!こらこら!…よ、よしなんとか通れた。おっとまた向こうから3ナンバー!もうちょっと端よらんかい!こっちはぎりぎりやっちゅうねん!!

 

わかりますか?想像力働かせてください。ほんとに迷惑な車ばかり。こういう人たちって普段からこうなのでしょうか。それとも渋滞のイライラがそうさせるのでしょうか。こんなことなら普通に混んでる国道を通ればよかった。近道のつもりが普段の倍以上かかりましたし。

18年流行語大賞は…

 

毎日作業に追われてます。と言っても動けるのは午前中のみ。

早いときは5:00から遅くて6:00くらいから動かないととても仕事になりません。

作業していると、この後の展開がいやおうなしに見えてきて「ああ、やだやだ」って感情が沸き起こるたび「考えない考えない、目の前目の前」と打ち込んでいます。

今はあちこちに散らばっているものを分類しながら集めつつ、必要に応じて収納をつくったり、掃除したりして倉庫の中を整理しています。

行ったり来たりを繰り返すこの地味な作業の中でも、木工のパートになるとがぜん元気になるんですよね。アドレナリンがでるというか。少なくとも鼻歌は出ますね。かつて男が手にした武器が、今は電動工具になったんでしょうね。のこぎりでもいいんですけど。

でもいくら好きな作業をしていても12:00には終了。魔法が切れるのではなく、体力が切れてしまうからです。この時、さほど疲れていなくても、なぜか夕食の自分になるともうろうとしたり頭が痛くなったりすることがあります。それほど今年の暑さはひどい。

毎日繰り返される会話、独り言。たぶん一番多く口を出るのは「暑いなぁ」でしょう。お互いわかっていても言ってしまう。老若男女、TVを観てなくても知ってて、言っちゃう言葉。「暑いなぁ」。間違いなく流行語でしょう。

パン屋の薪割りサイクル

無理はしない

5:30に起きて朝飯前から草刈り。

これだけ日中が暑いと早朝しか動ける時間帯がない。

そりゃ無理すれば動けなくはないけど、体調を崩しては元も子もないので無理はしません。

 

隣のおじいさんと話をしていたら、昔は30℃を超えると「すごい暑さやなぁ」ってゴルフを中止してたとか。連日35℃を超えるなんてなかったそうです。

 

夏場は草刈り、薪割りその他もろもろの作業があるのにこの暑さで活動時間が限られるのは辛い。でも無理をして体調崩すのはもっと辛い。

「体調不良でお店休みます」というのは最大限避けたいです(冬にインフルで休んだことがあるけど)。

なにより長い目で見て続けていこうと思うと、”無理をする”を当たり前にしてはいけないと思う。

 

営業日以外は何をする?

能勢にある『薪パン日々』さんが9月から営業日数を(水木金土日)の5日/週から(木金土日)の4日/週に変更するそうな。

やっぱり薪を継続的に作り出すのに無理があったみたいですね。賢明な判断だと思います。

一日減らすことで薪を作る時間が増えるし、薪の消費量も減るので一石二鳥です。

うちも4日/週で、しかも薪の半量は購入していて、それでも時間がなくて困っている。

日々さん大変やろうな~と常々思っていたのでちょっと安心しました。

 

お客さんの中には「3日/週も休んで何してるんですか?いいなぁ」という人が少なからずおられます。

こういうとき、「薪割りとか地域の行事とか…買い出しとか仕込みもありますしねぇ」と答えています。

お客さんは「へぇ~」としか言いようがなく、話はそこで終わるのだけど、実際薪割りってイメージがつかないですよね。ふつうは。

 

パン屋の薪割りサイクル

せっかくなのでうちの店を例に詳しく説明してみます。

薪にする木はいろんなところでいただいてます。造園屋さんや地域の人など。

運んでいただくこともあれば、軽トラを走らせて自分で取りに行くこともあります。

 

玉切り

このいただいた木は通常薪に適したサイズより大きいので切ることになります。

玉切りと言われる工程ですね。当店の窯の場合30~35cmくらい。

隣の空き地でブルーシートを広げて、馬と呼ぶ台に木を載せてはチェーンソーで切っていきます。

木というのは切って間もないときは水分をたっぷり含んでいるので重いです。運ぶのに一苦労。

立った姿勢で切ることができれば切っているときの腰の負担が減りますが、持ち上げるのが大変になります。

かといって転がした状態のものだとチェーンソーが地面にあたるので少し高くしますが、そうなると中腰での作業となり、腰に負担がかかります。

重い木を動かし、中腰で切り、切ったものをまた運ぶ、という工程がわたしとっては薪割りより辛い時間です。

 

薪割り

この玉切りした木(玉と呼びます)を薪割り機で割っていきます。

今でこそ機械に頼ってますが以前は斧で割ってました。

針葉樹で変なフシが少なければサクサク作業は進みます。ただそれでも軽トラ一杯分割ろうと思うと1時間半くらいはかかるでしょうか。ずいぶん早くなりましたが。

ちなみに当店の場合、軽トラ一杯分で1週間あるかないかの量です。

 

積み上げ

この割った薪を乾燥のために積み上げていきます。

薪ストーブユーザーならば使うのは1~2年先でしょうが、薪のパン屋はサイクルがもっともっと早いので積み方もシビアです。

ストックが少ないときは必ず井桁積みという隙間の多い積み方をします。皮を下にして少しでも乾燥が早まるようにします。

この作業がまた時間がかかる。適当にすると乾かない、崩れる、という悲惨な目に遭います。

 

作業にとれる時間

この(玉切り⇒薪割り⇒積み上げ)のサイクルを一日ですることもあれば玉切りと薪割りを分けることもあります。

わたしはダラダラやるので一日でやるとなると軽トラ1杯~2杯がええとこです。だから年中薪割りに追われることになるんですけど。置き場所の問題もありますが。

日曜日は子どもの相手をしたり、地域の行事(消防団とか消防団とかその他もろもろ)が入ることが多く、作業は月曜か火曜になります。

薪割り以外の用事もあるので薪づくりに取れる時間はせいぜい1日/週ですね。木を取りに行ったりする日も含めて。

雨が続くと悲惨です。

 

持続可能なシステムをつくろう

長くなりましたが、これが薪窯パン屋の真実です。

4日/週営業がギリギリです。

それでも年齢が上がった時に同じようにできるか、となると疑問です。

労力や保管場所のことも考えると、通常の薪窯パン屋は薪を買っていることが多いのではないでしょうか。

当店と薪パン日々さんはロケットストーブ式の窯を採用しているからこそ、この方法でなんとかやれていると思います。(ロケットストーブ式は半乾燥でもよく燃える)

こうしてみると薪窯パン屋って通常のパン屋と別物だというのがよくわかると思います。

「週3日も休んでいいな」って言われて腑におちないこともありましたが、求道者でもないんだから「楽していいな」って思われるくらいの方がいいのかなと最近は思います。

楽して余裕のある営業ができるようにならないと、老いぼれたときに絶対できませんからね。

そのシステムを確立することが当面の課題です。