降り続く雨の中、あちこちで被害が続出しています。
当店店主も一昨日、昨日と消防団として水害対応のために出動しておりました。
テレビをつけていると各地の様子が報じられています。その中で「警察と消防が、・・・」というフレーズを幾度となく聞こえてきます。
この時の「消防」という言葉にどういうイメージをするでしょうか。
以前の私なら間違いなく「消防隊員」をイメージしていましたが、消防団員となった今は「消防隊員・消防団員」をイメージします。
なじみのない人にはなんのことかわからないかもしれませんが、「消防団員」は消防署に努める職員ではなく、本業をもちながら有事の際に防災活動をする人たちです。
わたしも所属しておりますが、火事のみならず水害などの災害時にも地域住民の安全安心のために活動を行っています。
ときに「集まって酒を飲んでるだけ」とか「意味のない訓練している」とバカにされることがあるのですが、実際のところ、災害時には消防団抜きには地域が成り立たないほど活躍します。
今まで知らなかった人はこういうときによく注目してほしいと思います。TVにもよく映ってますよ。
今全国の消防団員が家族に後ろ髪ひかれながらも地域の安全安心のために頑張っています。きっと被害甚大の地域の方たちはろくに休む間もないでしょう。ご自身の安全も確保しながら頑張ってほしいと思います。
わたしが消防団に入っているのでこういう話から入りましたが、今全国で、警察や消防、行政職員、医療、福祉関係者、その他もろもろの方たちが非常時の対応に追われていることでしょう。
その活動すべてにエールを送ります。
その一方で、非常時にも関わらずいつもの対応・サービスを要求する人たちがいます。
わたしの地区の峠はおとといから通行止めになっていますが、次から次へと峠に向かって行く車が後を絶ちません。道には崩落個所が多く、まだ増える可能性が大です。万が一事故に遭うと、ご自身の身の危険だけでなく、救助に当たる人や対応に当たる人の危険も労力も増します。
いつものように通りたい
行政の対応が遅い
(道路が通行止めにも関わらず)ちゃんと届けてくれないと困る
全部実際に耳にした話です。
今は非常時であるという認識のもと、節度ある行動を切に願います。
頑張って災害に対応している人に心ない言葉は控えてください。
そんなにすぐにいつもの状態には戻りません。
そんなことを思いながら災害情報に接しています。
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