こんにちは。
首から上だけこんがり焼けてきたふくくる店主です。
亀岡市内で京都新聞を購読されているご家庭には先日20日に「かめおか子ども新聞」が届いていたかと思います。ご覧になられましたか?
記事になりましたので、こちらでもちょっとレポートします。
この日は6:30から準備スタート。そんなに早くから何をするのかと思うかもしれませんが、10:00集合ですので、ピザのソース、トッピングなどを作りつつ、窯への火入れ、会場の設営などをするとなるとこの時間からの準備となるのです。
集まったのは小学3年生から中学2年生の子ども記者5名と編集長のハカセ。
まずは土窯の説明から。早くから動いてるのでウォーミングアップ済みの店主に対し、さっき起きたばかりのような子ども記者たち。学校が休校中でしたので、みんな起きるのが遅いみたいです。テンションの差は埋めがたく、また、土窯の素材や熱の対流の話なんてちょっと遠いところの話だったみたいです。
ここは切り替えてさっそく薪割タ~イム。
わたしも最近はもっぱらエンジン式薪割機だったので斧を振るのは久しぶり。子どもたちでも割りやすいようにとヒノキの丸太を用意しました。
でもまだ思春期手前の子たちばかりでもやもやしたエネルギーがちょっと不足してましたね。ちょこっと割って、ハイ終了。薪割り楽しむ小学生はさすがにいないか。
で、お待ちかねのピザタイム。まではもう少し。
薪をくべて温度をしっかり上げます。よく雑誌やイベントで自作のピザ窯で焼いてるピザを見かけます。チーズがとろりとしててキツネ色の生地で美味しそうではあるんですが、私に言わせれば窯の温度が足りてません。
しっかり蓄熱した窯で焼くと表面はちりちりと焼け、細かい黒い焦げ目がつきます。外はカリっと中はもっちり、が美味しいピザです。キツネ色のピザは低温長時間焼いているので表面は固く、中もパサついています。3分以上焼いてるようなピザはこういうのになりがちなのでご注意。
1枚ずつ順番に焼いていきます。
とここでびっくり仰天!集合時間ころには常温に戻しておくべきピザ生地が冷蔵庫の中にあるのを発見!これは・・・伸びるのか?
気持ち(数分)外に出してから最初の生地を伸ばす。断然ベストじゃないのだけど、できなくはないか~、ま、しょうがないので焼いてみよう、ってレベル。子どもたちには申し訳ないことをした。
一枚目のマルゲリータは私が伸ばし方を教え、手本がてら焼く。さすがにここには食いついてきた子どもたち。目の輝きも口数も違う。
以降は一人ずつ自分で伸ばして好きな具をトッピング。でもそこは子ども新聞の記者たち。人の話は聞いてないのでオリジナリティ豊かなピザになりました。ただ、うまく伸びない原因の半分はわたしのチョンボのせいです。
写真を載せたかったのですが、だいたいピザをやると手が汚れているうえに忙しく動き回って写真を撮れないまま胃袋に入ってしまいます。ごめんなさい。
ピザの後、窯の温度が下がってきたら野菜のホイル焼きを放り込んでパンを焼きをしてスコーンを焼いてお土産に。と考えていましたが、全然時間が足りず。
なんとか無理やり放り込んだフォカッチャは焦げる寸前。スコーンも普段の焼き加減とは全然違うのが一応焼けて、お迎えに来た保護者さんに預けました。でもほかほか感は美味しそうだったかな?なんだかバタバタしっぱなしの取材は嵐のように終わりました。
いつかこの体験を思い出すときが来ることを願います。
お野菜は到底間に合わず、とりあえず準備はしてたので放り込んで夕食のおかずにしました。
この窯についてはいずれピザ体験なり、窯作り体験なりのイベントに活用しようと思っています。需要としてはどうなんでしょうね。さっそく興味のあるグループから問い合わせがあり一昨日見学に来られました。
来店のお客様でもそうですが、「田んぼの土と石だけでできている」という話をするとみなさん驚かれます。大したことではないんですが、そこがうちの窯のミソなんです。自然に返るエコな窯なんです。アースオーブンって調べたらいっぱい出てきますが、だいたい耐火レンガも使ってたりしますし、手に入りにくい土を使ってたりします。
興味がある方はぜひお問い合わせくださいね。参加してみたい、とかじゃなくても「ピザに興味あり」とか「窯を作ってみたい」とか「ただ食べたい」とか教えてもらえると今後の参考になります。
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